EXTRAVAGANZA ～蟲愛でる少女～　攻略＜９時間目＞

入学式	１時間目：幼蟲編	２時間目：蛹蟲編
３時間目：蟲使編	４時間目：揚羽編	５時間目：西館編
６時間目：夢美編・壱	７時間目：夢美編・弐	８時間目：成蟲編
９時間目：その他の攻略	１０時間目：おまけの攻略	卒業式

　「抜き足差し足…………」

　「あれ？　どこ行くの？」

　「ひゃっ！？」

　「これから九時間目の授業だよ？」

　「あ、その……もうそんな時間なんですね」

　「むっ、まさかボクの授業から逃げ出そうとしてたんじゃ…………」

　「まさか、そんなことありませんよ。
　史郎先生~~が思ったよりネタを絡めにくい~~から逃げ出そうなんて」

　「なんか今、別の人の意思が聞こえたような……」

　「き、気のせいです。気のせい」

★point1：コンプリートを目指す心構え★

　「さて、もう分かってると思うけど、
　このゲームはコンプリートを目指そうとすると結構大変なんだ」

　「それはもう、どのユーザーさんも身に沁みて分かってると思います」

　「その負担を少しでも軽くするためには、
　次のことを気をつけておくのがポイントなんだ」

　
　　　　　　　　　　　１、ひとつのマップのコンプリートにこだわらない
　　　　　　　　　　　２、文章をよく読む
　　　　　　　　　　　３、セーブ・ロードを活用する
　　　　　　　　　　　４、バックスロットを活用する
　

　「分かるような分からないような……」

　「まあ、あくまでボクの感覚だからね。
　これでコンプリートしやすくなるかどうかは、
　やっぱり個人差はあると思うよ」

　「ボクと共感できる人は、是非参考にしてね♪」

　「参考にする気が薄れますから伸びないでください……」

　「ちなみに、重要なポイントがもうひとつ」

　「攻略していくマップの順番なんだけど、
　遥ちゃんはどういう順番がいいと思うかな？」

　「順番、ですか？
　できるだけ、フラグ管理が楽になる進み方がいいはずですよね」

　「……と、なると」

　
　　　　　　　　　　　１、幼蟲編（【取引】通過ルート）
　　　　　　　　　　　２、西館編（史郎フラグ解放＋コンプリートＯＫ）
　　　　　　　　　　　３、幼蟲編（【取引】未通過ルート）
　　　　　　　　　　　４、揚羽編（アゲハフラグ解放＋コンプリートＯＫ）
　　　　　　　　　　　５、夢美編・壱（【史郎の誘拐】を見る）
　　　　　　　　　　　６、あとはお好みで
　

　「これで、シークレットフラグ関連は全てクリアしたことになると思います」

　「うん、そんな感じでいいと思うよ。
　あとは各マップに対して、必要な条件を満たした上で進行すれば、
　苦労はだいぶ減るんじゃないかな」

　「たとえば、夢美編・弐の上部マップに入るのなら、上の条件を満たした
　上で、夢美編・壱の【三叉の道Ⅱ】を通過した状態で入ったほうがいいよ」

　「ユーリアさんのアダルトシーンが発生する条件ですからね」

　「まあ、こういう理由から、最初の１番で言ったようにひとつの
　マップのコンプリートにこだわらないほうが良くなるわけ」

　「なるほど。こうして説明を受けると分かる気がします」

★point2：文章の読み方について★

　「このゲームをコンプリートするためのヒントだけど、
　実は文章を読めばだいたい分かるようになってるんだ」

　「先生がそう思ってても、実際にプレイしたユーザーさんの中には、
　ちんぷんかんぷんの人もいたみたいですよ？」

　「ちんぷんかんぷん……割りと古い表現使うんだね」

　「ほ、ほっといてくださいっ！
　どうせ私の住んでる場所は、~~製作者脳内設定の~~
　北海道の片田舎ですよっ！！」

　「いや、それはあんまり関係ない気がするんだけど……」

　「今だって……今だって……人気投票のメッセージ欄で、
　淫乱淫乱って言われてますよっ！！」

　「いや、それはもっと関係ないと思うんだけど……」

　「と、とにかく、文章の読み方は……たとえば、
　このシーンなんだけど――――」

	「幼蟲編の【暴走】のシーンですね」
	「ここでは物語が二つに展開する。それが――――」

	「こういう感じなんだけど……」
	「運が悪いと、怪蟲に襲われて右側の　映像のようなことになるんですよね」
	「それを回避しようと思うのなら、よく文章を読んでみよう。　襲われるほうのルートの場合だと――――」

　「ほら、こんな文章が表示されてるでしょ」

　「サービス……つまり、これは…………」

　「煉悟が使った蟲は、どこで手に入れたものだったかな？」

　「この場合は、幼蟲編の【サービス】で入手してるはずですね」

　「サービスされた蟲を持ってるから襲われたと言えるわけだから、
　持っていないパターンを試してみる……なんて進め方をするのが、
　このゲームの醍醐味だね」

　「なるほど」

　「一見、理不尽だけど、ちゃんとこうしたヒントは出てるんだよ」

　「はい。見逃さないように注意します」

　「……って、これって最初に【サービス】を通過せずに来た場合、
　もう一つのパターンが【サービス】を通過した場合だというのは、
　どうやって知ることができるんですか？」

　「さあ、次はセーブ・ロードについての説明だよ」

　「あ、あれ？　先生！？」

　「時間は限られてるんだ。どんどん行こう」

　「やっぱり理不尽なところもあるじゃないですか……」

★point3：セーブ・ロードの活用について★

　「遥ちゃんは、セーブ・ロードは使ってるかな？」

　「時々は使いますけど、スロットに最新の状態が保存されますから、
　あまり活用してるとは言えないかもしれません」

　「そうだろうね。でも、実はちゃんと使えば、
　それなりに時間短縮には繋がるんだよ」

　「特にこのゲームは、蛹蟲編に重要な分岐のイベントが幾つもあるから、
　その手前でセーブしておくと結構役立つんじゃないかな」

　「優斗さんとのデート、お店の張り紙、美弥香さん達との再会、ですね」

　「バックスロットを使うと、選択したスロットのイベントが流れちゃうからね。
　大した差じゃないように見えて、実は結構プレイ時間が変わっちゃったり
　するものなんだよ」

★point4：バックスロットの活用について★

　「バックスロットだけど、実はちょっと工夫することで、
　だいぶ時間を短縮することができるんだ」

　「たとえば、どんな方法があるんでしょうか」

　「例を挙げるなら、幼蟲編で【勝利者・煉悟】を目指したいとき」

　「必要な条件となるイベントを一度は見たことがあるけど、
　それを揃えたことがなかったとしたら…………」

　「えっと、またサユリさんを捕まえるところからプレイし直しですか？」

　「それだと結構手間が掛かっちゃうよね？
　同じルートをまた通るのも面倒臭いし、もっと楽をしたいと思わない？」

　「それは思いますけど、どうやるんですか？」

　「【回収】のイベントがサユリさんの凌辱シーンなら楽ですけど、
　夢美さんの凌辱シーンだった場合は、捕まえるところから
　やり直すしかないような…………」

　「そこでバックスロットの出番というわけさ」

　「先に答えを言っちゃうと、【サユリの処理】からスタートすれば、
　【回収】のイベントは確実にサユリの凌辱シーンになる」

　「あ、確かに……そのスロットが条件ですからね」

　「こんな風に、自分がプレイし直したいと思ってるルートの条件を、
　ギリギリまで満たしているスロットを見分けるのが、コンプリート
　までの近道だよ」

　「他にも、蛹蟲編の【おやつの時間】は、
　蛹蟲編の【ＰｒｏｌｏｇｕｅⅡ】からのスタートでなければ
　来ることができませんから、これも利用できそうですね」

　「そうそう。そんな感じで使えば、効率の良いプレイができるね」

★point5：サポートしてません★

　「あっ！」

　「ん、どうしたの？」

　「いえ、間違えてＦ５を押してしまったら、
　イベントが飛んじゃったみたいで……」

　「あ～～っ、それかぁ……」

　「あら？　でも、この機能を使えば
　だいぶ攻略が楽になるような…………」

　「それは、サポート対象外の機能だから、
　できれば見つけてほしくなかったんだよなぁ」

　「あの、それはどういう事なんでしょうか？」

　「その機能は、基本的にテスティングのために用意された機能なんだ。
　アドベンチャーパートのイベントを、問答無用で一瞬にして終了させて
　しまうためのね」

　「サポート対象外ということは、使ったらゲームの中のフラグが
　ムチャクチャになるとか？」

　「そういうのはない、けど大丈夫とは言えない……
　いや、言わないというべきかな」

　「あくまでテスティングのための機能が、
　そのまま残ってるだけだから、あとは自己責任でお願いってことで」

　「なるほど」

　「時間をかけて作ったイベントが一瞬で飛ばされちゃうわけだからね。
　製作者側としては、推奨できる方法じゃないんだよ」

　「確かに、まだ見てないイベントでも、一瞬で飛ばされちゃってる
　みたいですからね。そういうのを判定してくれると良かったんですけど」

　「そういう時はＦ４を……」

　「えっ？」

　「何でもない。……さっ、サポート対象外機能の話はここまでにしようか」

　「先生……何気にこの学園の中で一番良い人なんじゃ…………」

　「おっと、気が付けばもうこんな時間か。
　ちょっと寂しいけど、ボクの授業はここまでだよ」

　「あ、本当ですね」

　「残すところは、最後の十時間目だけだね」

　「卒業までもう少しだから、頑張って」

　「あ、ありがとうございます」

　「ん？　そんな驚いた顔してどうしたの？」

　「いえ、私、先生のことちょっと誤解してたみたいで」

　「ああ、本編の役回りがアレだからね、仕方ないよ」

　「ただボクとしては、こういう形であれ、時代の違う遥ちゃんと
　共演できたことは嬉しかったよ」

　「私のほうこそ、色々親切にしてもらって……
　本当に良い先生に巡り合えたと思ってます。
　 ~~今回、何事もなく終わりを迎えられそうですし~~」

　「今度はファンディスクで共演しよう。約束だよ（握手）」

　「あ、はい。必ず（握手）」

　「それじゃあ、またね」

　「お疲れ様でした」

　「…………………………」

　「……………………………………」

　「………………………………………………」

　「き、共演っ！！！？」

＊注：今現在(06/11/21)、ファンディスクの予定はありません（笑）。

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