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「うわ〜っ、あんたってざ・ん・こ・くぅ〜♪」 |
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「生きてるからこうなるって、あんまりなんじゃ…………」 |
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「心からの親切が不幸に繋がるのは、このゲームじゃよくあることよ」 |
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「酷いです……」 |
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「次に簡単なのは誰なんですか?」 |
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「まあ、無難にアゲハかしらね」 |
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「条件は、西館編の【死を超えた少女】を見ておけばOK。
あとはスロット分岐のところで、森から逃げるような方向に
進めばいいだけよ」 |
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「【出口へ向かって】、ですね」 |
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「そういうこと」 |
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「さっ、次の美弥香と唯のアダルトシーンの話、いくわよ」 |
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「二人一緒に解説ですか?」 |
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「ちょっとした理由があってね」 |
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「ともかく、【史郎の誘拐】を見たところまでゲームを進めてちょうだい」 |
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「あ、もうそこまで進めました」 |
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「早いわね……」 |
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「それで、これからどうすればいいんでしょうか」 |
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「まあ、大した説明は要らないと思うけど、
通るべきルートは【レンの援護】のほうよ」 |
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「そこから先が、スロットが二つに分岐してるんですけど」 |
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「【気付いた二人】と【夢美VS唯】ね」 |
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「一応説明しておくと、【気付いた二人】はお互いに
相手のことを気付く展開。つまり――――」 |
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「蛹蟲編の【偶然の再会】を通過してないと選べないということですね」 |
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「その通り。でも、どっちのルートを進んでも、
一度は【森の日々の終わり】にたどり着くわ」 |
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「問題なのはそれから先よ。
さっきの面倒臭い条件が揃ってなかったら、
【蟲使いになる時】しか選べなくなるの」 |
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「なるほど」 |
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「それじゃあ……まずは、夢美さんと唯さんがお互いを
気付かなかったルート、【夢美VS唯】を進んでみます」 |
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「いいわよ。そのルートで進んでいくと、神武のお嬢様は――――」 |