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「それにしても、改めてプレイしてみると改善したい点は多いねえ」 |
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「特にシステムに関しては、煮詰める時間があれば
もう少し遊べるものになりましたからね」
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「研究のために『かま○たち○夜3』買ってきて金の栞までクリアしたのに、
その成果を還元できなかった。遊んだだけじゃん、という」 |
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「スロットに最新のイベントが記録されるのは一長一短でした」
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「どこを通ってきたか、混乱しやすくなってしまったからね」 |
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「★をクリックすると、それに対応したシーンが見られるようにしたかった〜」
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「実際にプレイしてから気付いたからなあ、
ちょっと作り直すには時間的に厳しかった」 |
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「仕様書の段階で思考が行き届かなかった部分ですわ」
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「結局、これってどうだった?
最初は、シナリオを短縮化する案から出てきたシステムだったけど」 |
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「その点については、半々くらいでメリットとデメリットがありました。
必要なシーンだけ書ける反面、やっぱりプレイすると感情移入を阻害
される人が多かったみたいで」
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「まあ、蟲愛のシナリオを単純なアドベンチャーで流したら、
すごいテンポで流れていってしまう」 |
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「本来必要な『溜め』のシーンをざっくりカットしてますからね。
その結果、夢美と蟲クンのまったり生活も大幅に削られてるわけですが……」
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「まあ、それでも人気があるらしい事がすごいよな」 |
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「今年のブラックサイクは、人外キャラ(*8)が元気です」
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*8:人気投票やアンケートをしなかったので正確には不明だが、
おそらくゴア・スクリーミング・ショウで一番人気なのはゴアではないかと
スタッフの間では予想されている。
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「ウチが作ってるの、一応美少女ゲームじゃなかったっけ?」 |
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「そんなジャンルもあった気がします」
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「……俺も君もこの業界にいてはいけない人間な気がしてきた」 |
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「ま、そんな細かくないコトは置いといて、とにかくシステムに関しては試行錯誤状態。
最初に幼蟲編から作ったのですが、あちらこちらにその跡が……」
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「それは分かる気がする。妙に分岐が多めだし」 |
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「完成してみると、スロット数がメチャクチャ増えました。
もー、名前付けるのに苦労して苦労して(笑)」
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「アレ見て、ミニマップエリアをもっと縦長にデザインしてればよかったと後悔。
あと、スロットの説明文作りも悲惨そうだった(笑)」 |
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「そう! あれが辛かった! 自分でシナリオ書いてるんだから
一日で終わらせてやるぜ〜とか思ってたら、全然進まないんだもん」
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「あの量、一日じゃ無理だって」 |
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「書いてると、『●●●した夢美。しかし――――』とかって出だしが
一緒になってしまって、アレコレ考えてバリエーション増やして」
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「最終的にどのくらい掛かったんだっけ?」 |
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「一週間くらいかな? 毎日、そればっかりやってたわけじゃないけど」
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「大変だったねぇ」 |
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「作業そのものもそうだけど、スロットの名前なんかは早く決めないと上田さんの
レイアウト作業が止まるから、どっちかっていうとプレッシャーはそっちだったかな」
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「まあ、あれは当初思ってたよりも作業負荷は少なかったんだけどね」 |
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「スロットの説明文は攻略資料とかに関係してくるから、
やっぱり早めに仕上げないといけなかったし」
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「結局、台本出しまでのシナリオ作業の短縮化にはなったけど、
最終的にはテスティングの手間とか結構掛かったね」 |
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「掛かりましたね〜。シナリオの不整合とかよく出たし」
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「君が色々仕掛けを施そうとするから」 |
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「ん〜、確かに優斗とは絶対デートするとか、アゲハは絶対出てくるとかすれば作る
分にはだいぶ楽になったんですけど、それじゃあゲームをプレイしたときの面白味
が減っちゃうかなと思ったんで」
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「まーね」 |
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「それにほら、女の子が幸せになるようなルートとかも作ってあげたかったので」
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「ほう、たとえば……?」 |
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「一例を挙げるならアゲハなんかは、登場させないルートを通った上で、
過去に母親に手紙を書くことを勧めておくと、後にAnzUで友達と楽しく
過ごしているシーンが見られます」
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「ふむふむ、それで?」 |
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「いや、そんだけ(笑)」
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「それはアレか……このゲームに登場しないことが
一番の幸せというやつなのか……」 |
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「あえて否定はしないデス」
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「まあ、特にアゲハなんかは能力的に一般人の域を出なかったからなあ」 |
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「ネタ的には、アゲハVS史郎のシーン(*9)とかもあったんですけどね〜」
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*9:当初、アゲハは巨大な蝶型の蟲を持っているという案があったが、物語の設定や専用の
エフェクトが作れなかったため、基本的には一般人の位置付けになった。もっとも、スロット
【メイドの土産】のシーンなので、どっちにしてもアゲハは負ける予定ではあった(笑)。
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「そのへんで削られたものは他にもいっぱいありそうだ」 |
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「唯VS名無しの蟲使いとかもある。ボイスがいっぱいいっぱい
だったんでこれも切った」
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「戦闘は、夢美以外だとレンとユーリアに絞った感はあるね」 |
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「戦闘のイベント絵は作ってて良かったです。
やっぱり画面演出やりやすかったですし」
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「それは何より」 |
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「個人的には、神宿の派手さ(*10)を超えたかったんですけどね〜、そこは無念じゃ」
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▼パッケージからは想像もできないシーン(笑)▼
*10:『かみさまの宿っ!』にあるラストの戦闘シーンのこと。
上田メタヲがほぼ一日かけて演出したため、非常に派手でカッコ良くなっている。
当時は実験的な意味も含めていたので、そこで得た結果を蟲愛で使えなかったのは残念。
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「まあでも、なんだかんだで楽しめたんだけどね。史郎とか」 |
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「打ち合わせしてるとどんどんエスカレートしていって、
現在の形になりましたね(笑)」
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「首が伸びても眼鏡が落ちないように耳で引っ掛けてるのがポイントです」 |
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「そういえば、気に入ってるキャラとかいます? 物語を知ってる範囲で」
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「ん〜、アゲハかな。デザイン的な意味合いも含めて」 |
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「そういえば、西の屋敷で本性表したシーン、
ボイス付きで聞いてメチャクチャ気に入ってましたね」
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「うむ、あそこは実に良いシーンです。
ああいう嫉妬深くて黒いキャラは大好き。……君はどうなの?」 |
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「ん〜、やっぱ成蟲・夢美とか綾佳とかは気に入ってますね。
もともと、成蟲の章が一番書きたかったところだし」
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「綾佳も遥も、最初のラフの段階から出来てるしね」 |
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「ま、実際に執筆にとれた時間は(アダルトシーンを省いて)
一週間程度でございましたが……。(;つд`)」
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「もっとボリューム出したかったね」 |
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「今の本筋のルートもやっぱり足りないし、欲を言えば蛹蟲の章からも、
もう二、三つ別の展開から成蟲の章に繋げたかったところです」
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「予定ではどれだっけ?」 |
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「【死を超えた少女】とか【広い青空の下で】とかですね。
どっちの夢美も気に入ってるし」
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「ふむふむ」 |
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「あとは、開発中に『絶望編』と呼んでいた西館編の強気ルートかな。
全然絶望してないから名前変えたけど」
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「なるほど」 |
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「ちなみに絵的には、【人と蟲の狭間で】の子供達も好きですよ(笑)」
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「あれかっ! 人でもなくて蟲でもないとかいうワケの分からん指定がきたやつ」 |
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「もー、イメージばっちり。ああいうのが欲しかったので、
絵を見た瞬間これこれって思った」
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「まあ、それなら良かったけど」 |
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「あれはよく見ると可愛いのですよ。手とか」
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「手はね(笑)」 |
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「そうだ。手といえば、アンケートを見てるとミギーとかAR●Sとか色々届くな〜」
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「うーん、あの設定だと仕方ないのかな。デザインに関しては、寄●蟲には
ならないようにしようと思って、ギーガー風のラインを狙ったんだけどなかなか;」 |
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「開発が終わって、上田さんから一部の物語が似てると聞いたときは
プチショックでした(笑)」
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「知らないんだっけ?」 |
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「AR●Sは名前くらいしか聞いたことない。寄●蟲は、昔、歯医者の待合室で
ちょっと読んだことがあるからミギーっていうのが何のことかは分かる」
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「歯医者かい(笑)」 |
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「イメージとしては、どっちかっていうと風の●のナ●シカあたりが強かったですね。
開発がだいぶ進んで、蟲クンが寄生することが決まったあたりから、3●3EY●Sに
似てきたかな〜とは気付いたけど」
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「確かに死なないもんなあ」 |
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「でも、まさか優斗側からこのネタが強まってくるとは思いませんでした(笑)」
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「他にもこの手の話ってなかったっけ?」 |
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「んーと、アンケートで西先生の元ネタの話があった気がする。2パターン」
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「2パターン?」 |
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「一つは……なんだったかな、小説か何かの人物ですごく似た人がいるらしい。
名前もなのかな?」
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「ああ、ハ●バ●ド・ウェストの話ね」 |
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「そう、それそれ。あれ? 上田さんは知ってる?」
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「うむ、要するに――――」
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〜蟲愛から話題がそれるので中略〜
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「という感じかな」 |
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「ほほう、なるほど」
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「知らんかった?」 |
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「全然(笑)。ビジュアルから入ったらああなった」
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「んで、もう一つっていうのは?」 |
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「ああ、そっちは本当にまんま、ドクターウェストってキャラクターがとあるメーカー
さんのソフトにいたみたいで。調べたらそちらも科学者か何かでした」
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「偶然とは恐ろしいものです」 |
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「次、オマケの話」
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「おうさ」 |
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「最初は、本当にただのオマケのつもりで考えてたボーナストラック(*11)は、
すごく豪華になりましたね〜。たぶん、過去製品で一番豪華」
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「みんな絵を描いてくるんだもんな〜。
原画家が何も描かないわけにいかなくなった(笑)」 |
*11:全マップの達成率を100%にする事で選択可能になるマップ。
ほぼ全てのスタッフのコメント、声優さんのフリートークなどが入っている。
ちなみに、コメントの制作が二番目に遅かったのが和泉万夜で、一番遅かったのが
上田メタヲである(笑)。
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「みんながどんなコメント持ってきてくれるか分からなかったから、
データを組み込む作業しながらニヤニヤしてしまった」
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「書いてくれる人はよろしく〜って伝えて、締め切りの一日前くらいまで一人くらいし
かデータを入れてくれてなかったから、みんな忙しいからな〜と思ってたら締め切
り日にどっと増えたのは驚いた」 |
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「外注の方々からもコメントもらえたのは嬉しかったですね。
ムービー担当のパリオさんは、絵まで描いてくれたし」
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「プログラマーのばぐねこさんは、小ネタ仕込んでくれたしね」 |
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「あれは、さすがプログラマーだと思った。
数日前から何かしてるな〜とは思ってたんだけど(笑)」
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「トランプのミニゲームも、新作を一つ追加してもらったし。
ようやくジョーカーを使えるゲームが」 |
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「こうして振り返ると、今回は何故だか本当に豪華だ。短期プロジェクトとは思えん」
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「次回予告もあるし……というか作らされたし」 |
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「だってやることは決まってるんだし、
買った人にだけのお得な情報って出したいじゃーん」
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「まあ、メルマガとマニア本(*12)で情報出してたしねぇ」 |
*12:4月3日に発行したメールマガジンと、『MinDeaD BlooD 〜支配者の為の狂死曲〜 DVD
Special Edition』のオフィシャル特典である『マニア本』に、それぞれ『銃刀(GUNKATANA)』、
またホワイトサイク新作の『式神』の情報が掲載されている。
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「個人的には、今後も新作情報とかは仕込んでいきたいと思うのですよ」
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「やって損はないからね」 |
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「本当は主題歌担当とか声優さんとか、そのへんも出したいところなのですが……」
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「それはまた、情報を出す時期を見てからってことで」 |
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「ですね」
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「しかし、アレだ。こうやって対談をしてるわけだけど……」 |
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「ほいほい?」
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「こういう時こそ、ユーザーさんの質問に答える絶好の機会じゃん。何かないの?」 |
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「ユーザーさんからの質問ねぇ。……『ファンディスクはまだですか?』」
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「いや、それはちょっと;;」 |
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「もう一度この作り方したら今度こそ死んぢゃう(汗)」
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「蟲愛そのものを短期間で作ったからね。これ以上短期間で作ると
クオリティと体力を保てないよ」 |
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「じゃあ、本編以上に時間をかければいいじゃない」
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「どんなファンディスクだ、それは(笑)」 |
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「まあ、実際にやるとしたら、本編の半分以下で仕上げないと
いけないですからね〜」
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「うーん、ぶっ倒れること間違い無しだなあ」 |
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「はうーっ。私、今年はもう二本出したぞぉーっ」
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「俺も二本出したぞーっ」 |
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「次回作はもう進行してるし、ファンディスクは今のところは予定無しですね。
ネタとしてはよく使ってしまうけど」
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「うーん」 |
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「まあ、そんないっぱいネタがあるわけじゃないし〜」 |
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「書けなかったところ、いっぱいあるんじゃないの?」 |
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「あるにはあるけど、それがファンディスクの仕様とマッチするか
どうかは分からんですもん」 |
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「じゃあ、いっそ短編集で。蟲クンの『はじめてのおつかい』とか」 |
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「そういうのを書くほうが難しいの(笑)」
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