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「さて、この対談中はオフィシャルサイトで人気投票をやっているわけですが……」
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「状況はどんなもんですか?」 |
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「途中経過、こんな感じです」
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「む」 |
〜データ観覧中〜
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「こういう順位か……」 |
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「実は全体的に予想外。特にこのへん……」
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「このへんはなぁ、まさかこんなに強いとは……」 |
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「ちなみに寄せられてるコメントはこんな感じ」
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「成蟲・優斗、ひでぇ(笑)」 |
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「普通人なのに、レンや西先生を抜いて、現在ぶっちぎりのネタ要員。
原因は、やはりあの顔にあるものと考えられます」
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「いや、骨格変わったのはなんとなくで」 |
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「美弥香とかも言われてます。老け過ぎだって(笑)」
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「……ゴア・スクリーミング・ショウ(*2)の時は熟女が足りないって
お叱り受けたから、はりきったのに」 |
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「成蟲の章では、逆の要素が足りないという意見が多いようです」
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「綾佳がいるじゃん」 |
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「だから、綾佳は出番の割には人気高いみたいですよ」
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「恐るべし爺少女」 |
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「……とか話してる間に、また投票のメールがくるし」
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「メールボックスがすごい事になってる」 |
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「ぶっちゃけ大変デス。マイブラ(*3)の時とは比べ物にならん」
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*2:『ゴア・スクリーミング・ショウ』のこと。
上田メタヲがメインとなってプロジェクトを担当した。
*3:『MinDeaD BlooD 〜支配者の為の狂死曲〜』または、
『MinDeaD BlooD 〜麻由と麻奈の輸血箱〜』のこと。
2004年にそれぞれ一回ずつ人気投票が行われている。
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「売り上げをもっと考慮して予測するべきでした」
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「まあ、嬉しい悲鳴ってことで」 |
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「本数聞いたときはホッとしましたからね〜」
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「したね〜」 |
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「この調子でいけば、ゴア・スクリーミング・ショウに追いつくのも夢じゃないですよ」
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「そういやアレ、今年発売だっけ。もう、何年も前の出来事のようだ」 |
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「アンケートではゴアから入った人も見かけますし、今年のブラックサイクは
結構新規のユーザーさんが増えたかもしれないですね」
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「そうだといいね」 |
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「実際、発売から一ヶ月経ったわけですけど、気分としてはどんなもんです?」
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「んーむ、実はあんまり実感が湧かないというか、絵以外は蟲愛に
集中することができないまま終わってしまった感が強いかも」 |
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「まあ、銃刀の作業と平行でしたからね」
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「それもあるけど。始まってすぐはMDBのDVD(*4)もあったから」 |
*4:『MinDeaD BlooD 〜支配者の為の狂死曲〜 DVD Special Edition』のこと。
上田メタヲが全体的な雑務を担った。
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「結構大変でしたね、あれ(汗)」
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「追加要素が声だけでも、一本作ることには変わりないから(汗)」 |
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「まだ、男ボイスほとんど聞けてないよ。げふげふ」
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「お疲れさん。で、蟲愛だけど、原画は指定待ちだったけど、
シナリオのほうが取り掛かりは苦労したんじゃない?」 |
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「ううむ、神宿(*5)が終わった直後イキナリでしたから何もなかった」
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*5:ホワイトサイク第2弾の『かみさまの宿っ!』のこと。
和泉万夜がメインとなってプロジェクトを担当した。
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「君はここ1、2年の間に何本作っている……」 |
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「マイブラ→輸血箱→時の回廊→異聞録→夢幻廻廊→ゴア→戦カケ→神宿→
蟲愛、他姉妹ブランドのほうを2本くらい?」 |
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「シナリオかスクリプト、もしくはそれ以上の何かに関わってるな」 |
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「先生、こんなに働いてるのにちっとも楽になりません」 |
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「仕様です」 |
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「酷いや。(;つд`)」 |
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「プロジェクトが始まったのいつだっけ?」 |
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「んと、4月14日に急遽やることになって、その後二人で打ち合わせ。
企画とキャラデザは一時間くらいで済ませたはず」 |
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「あの時の希望は9月発売だったんだよな」 |
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「9月でしたね〜。さすがに厳しかったから、もう一ヶ月伸ばしてもらったけど」 |
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「9月ってことは、マスターアップは8月、実質制作期間は……
なんて無謀なプロジェクトなんだ」 |
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「マイブラDVDと、どっちが先にやることになってたんでしたっけ?」 |
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「忘れたけど、発売時期から考えるとマイブラが先じゃ?」 |
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「あー、そっか。4月だと既に始まってるか」 |
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「なんか話が愚痴っぽくなってきたな」 |
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「いやまーそれもあるけど(笑)、蟲愛をやり遂げられたのは一つの自信にはなり
ましたよ。今だから言えるけど、マイブラ輸血箱と同じくらいの時間で倍の規模の
ものを作れたわけだから」 |
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「そんなもん? そんなもんか……」 |
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「つか、マイブラ自体は上田さんがネタを2年間温めてたもん。
その差も埋めて今回のスケジュールでやり遂げられたんで」 |
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「開発期間と売り上げって一致しないね」 |
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「いや、今回は販促も色々やったし方法変えたから(汗)」 |
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「描き下ろしがいっぱいありました。マスターアップ直前でも何か描いてました」 |
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「ぶっちゃけ、蟲愛のシナリオってどこまで知ってます? 全部は知らないっしょ?」 |
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「テストも付き合えなかったから……この前、家で遊んだ。
幼蟲編で殺されまくったからオフィシャルサイトの攻略を見た」 |
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「待てや(笑)」 |
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「んで、成蟲編までは未だ行けずに、蛹蟲編で止まってる」 |
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「要するにイベント絵の指定のときに見せたシナリオ以外は、
ほとんど把握してないのね」 |
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「イベント絵を描くときに、読んだ分は覚えてるよ」 |
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「つってもアダルトシーンが大半だから、ストーリーは分からんっしょ」 |
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「まあ、話の中で聞いたのもあるし。ストーリー側の絵もあったし」 |
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「見てないシーンとかあるでしょ。ユーリアの最終兵器とか」 |
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「あー、見てない」 |
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「これこれ……」 |
〜ゲームプレイ中〜
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「気のせいかマイブラの爆発エフェクトが見えた気がした」 |
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「演出の時間を確保できなかったんだもーん」 |
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「戦闘のエフェクト欲しかったなぁ」 |
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「私は蟲を描くスタッフが欲しかった。ミズタ(*6)さんが描いてくれるって
言ってたけど、彼は忙しかったから」 |
*6:『EXTRAVAGANZA 〜蟲愛でる少女〜』では、背景を担当。
他にもシステムグラフィックの作成、またカッコイイ演出をする技術を持っているが、
今回は開発中期に別プロジェクトへ移動した。
余談だが万夜と同じ年で、よく愚痴を聞いてくれる聞き上手な人(笑)。
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「蟲愛の背景、2ヶ月くらいで描いてくれたよ」 |
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「君がシナリオ膨らませすぎるから……」 |
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「背景数が倍になりました。スイマセンスイマセン。(;´д`)」 |
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「予定では半分だったっけ?」 |
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「です。開発初期の報告会議で、シナリオ完成率600KBで50%とか言ってたん
ですけど、めっちゃ大嘘つきになってしまった」 |
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「イベント絵は割り振り次第だけど、背景は無いとそのシーンが作れないからねぇ」 |
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「むう、ミズタさんには今度何か奢っとこう。
……と、ここで言ってることに気付いたら奢っとこう(笑)」 |
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「時期的にはいつが大変だった?」 |
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「ん〜、作業的には7月が一番大変でした。ほぼ丸一日シナリオを書いて
ましたから。アダルトシーンを、朝に一本、昼に一本、夜に一本とか」 |
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「マイブラの時にも同じような話を聞いた気がする」 |
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「ただ、精神的には8月に入って台本出しをするときに、コマンド打ち(*7)が半分しか
終わらなくて、その時期は完成させられないかも、とビクビクしました」 |
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「8月って、マスターアップまで二ヶ月近くあるじゃん」 |
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「これでもチキンハートなのよ」 |
*7:シナリオテキストに、立ち絵や背景のファイルネーム、座標などを打ち込んでいく作業のこと。
これをしておくと、後々の作業がとても楽になる。
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「上田さんが一番大変だった時期っていつですのん?」 |
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「やっぱりマスターアップ直前かなあ。今回は細かいミスを連発して、
それで思ったより時間を食った絵が結構あった」 |
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「差分のミスですね」 |
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「美弥香のシーンとかさ〜、途中から正の字の一部が欠けてるとか……
勘弁して(涙)。いや、俺が悪いんだけど」 |
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「まさか、あんな事態になるとは……(汗)」 |
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「体に文字描くだけだから、楽な差分だと思ってたでしょ」 |
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「ごめん。思ってた」 |
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「いや、ミスをしなければそうなんだ……ミスをしなければ…………」 |
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「そういえば、今回は差分の記録更新しましたね」 |
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「最大59枚だっけか。よくやったもんだ」 |
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「プロジェクトをスタートさせた頃は、こんなに豪華になるとは思ってませんでした」 |
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「イベント絵の総数はもっといけると思ってたんだけどね。
よりによってエンディングに絵が無いという異常事態まで」 |
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「うーむ、あと一週間あれば、『その十五年に決着をT』には付けられましたね。
一家団欒ドライブの絵。後部座席にちょこんと座る蟲クンがイメージでした(笑)」 |
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「確か杏子の絵と天秤にかけたんだっけ」 |
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「そう。最後の一枚ってなったとき、『杏子の末路』にも絵がなくて……考えた末、
このゲームはまずアダルト性が第一だ、ということで」 |
▼『その十五年に決着をT』と戦った(笑)最後のイベント絵▼
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「間違えてラフだけは描いてたからね」 |
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「杏子の乱交のシーンでルートを終わりにする手もあったんですけどね、
コンセプトからズレたら意味がないし」 |
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「まーねー」 |
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「それで言うなら、個人的には『森に溶けて』も絵がほしかった」 |
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「あのルートはクロワッサン、じゃなくて蟲喰う立ち絵で限界でした;;」 |
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「あれも無理いって追加してもらいましたね、確か(汗)」 |
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「まあ、あれはそんなに大変じゃなかった。半裸だし」 |
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「やっぱ服あるほうが時間かかるのね。……AnzUの制服とか」 |
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「あれは、最初にゴアで出てきたメタルカフェだって君が言ってたじゃん」 |
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「うぐぅ」 |
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「立ち絵を仕上げて背景見てみたら、モダンなジャズ喫茶になってたのは
どういうわけですか先生」 |
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「し、仕様です」 |
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「バグだろ」 |