脱衣所で、濡れた制服をさっさか脱いで、乾燥機に放りこむ。
【司颯】
「さーって、風呂、風呂」
勢いよく、風呂場のドアを開けた。
と――――――!!??
風呂場のドアの向こうにいたのは、こっことはっこだった。
ふたりで身体を洗いっこしてたらしく。
身体じゅう泡だらけで、金色と銀色の髪が濡れそぼっている。
頬っぺたがほんのり桜色に染まってたのは、風呂でのぼせてるのか、
見られた恥ずかしさからか。
【こっこ】
「……………………」
【はっこ】
「……………………」
【司颯】
「……………………」
【こっこ】
「…………………………………………」
【はっこ】
「…………………………………………」
【司颯】
「は……はは……お邪魔しましたぁ〜」
【こっこ】
「こんのぉ〜〜! ツカサぁ〜〜」
【司颯】
「どぐゎっ!?」
よろめいた拍子に足を滑らせ、浴室の壁に後頭部を打ちつけた。
【司颯】
「うう……あうぅ……」
それでも、俺は。
最後まで目をしっかり開けて、こっことはっこの全裸を網膜に
しっかり焼きつけてしまっていた……。
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