ギャラリー
 

CG
其の壱 其の弐

脱衣所で、濡れた制服をさっさか脱いで、乾燥機に放りこむ。

【司颯】
 「さーって、風呂、風呂」

勢いよく、風呂場のドアを開けた。

と――――――!!??

風呂場のドアの向こうにいたのは、こっことはっこだった。
ふたりで身体を洗いっこしてたらしく。
身体じゅう泡だらけで、金色と銀色の髪が濡れそぼっている。
頬っぺたがほんのり桜色に染まってたのは、風呂でのぼせてるのか、
見られた恥ずかしさからか。

【こっこ】
 「……………………」

【はっこ】
 「……………………」

【司颯】
 「……………………」

【こっこ】
 「…………………………………………」

【はっこ】
 「…………………………………………」

【司颯】
 「は……はは……お邪魔しましたぁ〜」

【こっこ】
 「こんのぉ〜〜! ツカサぁ〜〜」

【司颯】
 「どぐゎっ!?」

よろめいた拍子に足を滑らせ、浴室の壁に後頭部を打ちつけた。

【司颯】
 「うう……あうぅ……」

それでも、俺は。
最後まで目をしっかり開けて、こっことはっこの全裸を網膜に
しっかり焼きつけてしまっていた……。