「第2回キャラクター紹介!!」
「あれ? この前のみょーちくりんなタイトルはなくなったのか?」
「ああ、あれのことですわね」
「この間、あの変なタイトルを考え付いた
シナリオライターのところに行ってきて、折檻して来ましたわ。
それはもう、みっちりと」
(ガクガクガク、ブルブルブル)
「でも変な方でしたわ。普通なら『もうやめてくれ!』なんて言うような
ことをしたのに『もっと、してくれ!』なんて言うんですのよ」
(ガクガクガク、ブルブルブル)←さっきとは別の意味で
「仕方ないから、あのタイトルを取り下げれば、
もっとしてあげるという交渉をして来ましたわ」
「……救えねえな」
「さあ、気を取り直してゲストの紹介をしますわよ。
では、いらしてください〜〜」
「はい。私、成由春花と申します。
街の東にある成由神社で巫女をしております」
「おお、巫女さんか、じゃあ神社繋がりで出会ったりするのか?」
「いえ、私の歌を聴いた司颯さんが
たまたま通りかかって訪ねて来たのですよ」
「それが縁でいろいろお話させていただいています」
「歌に惚れこんで通うなんて、あの方意外とナンパ師ですのね」
「硬そうな顔してふにゃふにゃだなんておもしれーやつだな」
「いえいえ、司颯さんは“白馬の王子様”のような人です」
「それは言いすぎな気がしますわ〜〜。あの方は“白馬の王子様”では
なくて、“傷だらけの黒武者”というところですわ〜」
「“傷だらけの黒武者”ですか……それも格好良くて素敵ですね」
「うおお、すげぇ。そこまでツカサを褒められるなんて!」
「すごく、大人な対応ですのね。
女性にこんなことを聞くのは失礼ですが、今、何歳ですの?」
「ふふふ……それは秘密です♪」
「やっぱり、秘密なのか」
「あ、でも司颯さんよりは年上ですよ」
「え〜〜、ありえないですわ〜〜!!」
「あ、でも実は250歳だとか、1万18歳だということは
ないのでご安心下さい」
「ああ、そういう逃れ方もあったのですわね」
「なあなあ、他に秘密とかないのか?」
「秘密、ですか………………」
「ああ、そういえば」
「ゲームの中で私の姿が変わったりすることはありますよ」
「――――ッ!!」
「もしかして……それは魔法少女なのか?!」
「ふふふ、さあ? それはどうでしょうか?」
「その笑みが何なのかすごく気になりますけど、
ここら辺でお時間ですわ」
「では、最後に見どころを語って頂きましょう」
「はい、見どころは司颯さんが私を想って来てくださることと」
「話の中で、司颯さん自身のことにもいろいろ触れられておりますので、
司颯さんのファンの方々もプレイされる事をオススメいたします」
「あと、私がどういう風に姿を変えるのかは、
プレイして頂いてからのお楽しみですよ♪」
「はい、ありがとうございますわ〜〜」
「じゃあ、次回また会おうな!」
「さようなら〜〜〜〜〜」