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綺來が腰を動かすたびに、粘膜のこすれ合う
淫猥な音が、本殿に響き渡る。

【綺來】
  「あ、あぁ……い、いいわぁ、昂月君っ……あん……すっごく
……たくましくって……太くって……お、 大きい……っ…………」

うわごとのようにあえぎながら、ほっそりとした
腰を大きく揺り動かす。
たわわな乳房がぷるん、ぷるるんと揺れるのを、
俺は茫然と見あげていた。

おかしい……なにかがおかしい……。
こんなの普通じゃない。
だが、なにがおかしいのか、どこが
普通でないのかを指摘できない。

そうするにはあまりにも快感が激しすぎた。
うねるような波が俺の思考を押し流そうとしていた。

【司颯】
 「くうう……うっ、き……綺來……」

――いつしか、俺も腰を動かしはじめていた。
綺來の奥深くへと、自分のモノを突き入れる。
突きあげていく。

【綺來】
  「ぁ……そ、そうよ、昂月君……もっと……深く……
つんつん……してぇ……っ……」

ぬちゃ、ぬちゃ……ずりゅりゅっ…………。

いまや、俺と綺來はひとつに融けあっていた。
ひとつにつながり合ったまま、どこまでも突き進んで
いけそうな気がした。
腰の動きを合わせて――――
お互い、絶頂へのリズムに乗る。

【綺來】
  「はぁ、はぁ……ん、はぁ、はぁっ……んぁっ、
はふぁっ……くふぅん、あ、ああっ……あ…………」

綺來の『中』へ出し入れされている俺のモノが、
激しい上下運動を繰り返す。
とろとろの愛蜜をカリに引っかけ、すくい出し、
次のグラインドのための潤滑油とする。

神経が、じりじりと股間の感触へ集中していく。
頭の芯が甘くうずき、『解放』の時を今か今かと
待ちかねている……!
もうすぐだ……!
すぐ、そこにまで快感の爆発が近づいてきていた。