【音美】
「司颯君……舐めて……あたしの……」
音美は俺の顔をまたぎ越すようにして、秘部を押しつけてきた。
すぐ目の前に、ただれた蘭の花のような音美自身が迫ってくる。
むせかえるような豊潤な香りが、むうっと立ちこめている……。
音美が、普段からは考えられないような淫猥な言葉を吐いた。
目の前で、蘭の花がぱっくりと咲く。
脳の芯が、とろけそうなほどに甘く痺れた。
判断力など、どこかへ消し飛んでしまっている……。
俺は音美のそこに顔を近づけ、唇で触れた。
【音美】
「――――――!」
音美の身体が、ぴく、ぴくん……と痙攣した。
が、それでも音美は俺のモノへの奉仕をやめようとはしない。
舌先をカリの周囲に這わせ、裏筋の両側の
くぼみをほじくるように舐め回す。
【司颯】
「う……く……あぁ…………」
俺は呻いた。
呻きながらも、秘壺に舌を挿し入れた。
猫が皿のミルクを舐めるように、ピチャピチャと音を
立てながら舌を小刻みに震わせる。
【音美】
「ひくん……ぁ、はぁんっ…………」
音美が甘いあえぎを洩らした。
が、俺は構わず、舌先で淫豆を責めたてる。
こりこりとしこった淫豆は、俺が舌を躍らせるにつれて、
ますます固くふくれあがっていく……。
音美がふたたび、俺のモノをしっかりと喉の
奥深くまでくわえこんだ。
唾液を滴らせつつ、念入りにしゃぶり立てる。
【司颯】
「! ! ! ! !」
俺の背筋を快感が貫き走った。
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