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【アンドロイド5号】
「皇ヶ崎司令、少々よろしいでしょうか?」
【皇ヶ崎】
「ああ、なにか?」
背後からかけられた声に振り向いた俺は、
そこに佇んでいたアンドロイド5号の姿に違和感を感じていた。
【アンドロイド5号】
そう言うアンドロイド5号の制服のスカートが、
下から何か棒のようなもので突き上げられたように隆起している。
……ちょっと待て。
それは、その場所は……。
【アンドロイド5号】
【皇ヶ崎】
「そんなことを言われても、俺にもどうしようも……」
【アンドロイド5号】
「司令をはじめとする殿方は、こう言う時、どうやって……あ」
何かを思いついたように、そこで言葉を区切るアンドロイド5号。
【アンドロイド5号】
【皇ヶ崎】
「だ、誰か、って……?」
俺の背中を、嫌な感触の汗がつたり落ちる。
もし、これでアンドロイド5号が暴走して誰かを襲ったりしたら……。
【アンドロイド5号】
【皇ヶ崎】
「……ううむ、そうも行かないだろう……」
【アンドロイド5号】
【皇ヶ崎】
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「……あー……、あの姫島博士との一戦は観戦してみたい気が
しないでもないが……。いやいや、そうではなくてだな」 |
【皇ヶ崎】
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「TGS相手と言うのもマズいが、博士や女性隊員と言うのは更にマズすぎる。
それこそ、色々と厄介な問題になりかねん」 |
……なんでこんなことに頭を悩ませなければならないのだろう?
俺は、そのあまりの馬鹿馬鹿しさに目眩がしそうだった。
【アンドロイド5号】
【皇ヶ崎】
「ちょっと待て。その、男性隊員を襲おうって言うのか?」
【アンドロイド5号】
ああ、更に問題がこじれてきたような気が……。
【アンドロイド5号】
アンドロイド5号は切なげな吐息を言葉に混じらせはじめた。
【アンドロイド5号】
【皇ヶ崎】
「ない、ない、ないっ!」
【アンドロイド5号】
「ああっ、私……、私、どうしたらいいのか……」
アンドロイド5号は今にも泣き出しそうな顔をしながら、周りを見回しはじめる。
いかん。このままでは、史上最悪のレイプマシーンが完成してしまいかねない。
【皇ヶ崎】
「……わかった。仕方ない。俺が何とかしてやろう」
【アンドロイド5号】
「ま、まあ、司令……。司令が私のモノを受け入れてくださるのですか?」
【皇ヶ崎】
「……?!」
【皇ヶ崎】
「いや、そうじゃなくて、他にも方法はある。とりあえずは俺に任せておけ」
俺はそう言うと、アンドロイド5号の着衣を解いてベッドの上へと誘った。
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