【あかね】
 「ああああっ!」

先端に当たっていた障壁がぷっと音を立てて切れた。
最後の防御壁を突き破り、俺のペニスがあかねの中へと侵入していく。

【あかね】
 「んんんぐぅぅぅ……」

【皇ヶ崎】
 「くるしいなら、やめるぞ」

【あかね】
 「大丈夫だから……あたし……がまんする……から」


身体をこわばらせて、異物の侵入に堪えるあかね。
ペニスがゆっくりとあかねの中に入っていく。

【あかね】
 「んんん、んんん、んんんん……」

【皇ヶ崎】
 「あと少しだから、我慢してくれ」

【あかね】
 「んん、んん、んんん……」


あかねの中は熱く、トロトロだった。それでいて狭く、キツキツだ。
ぴっちりと閉じ合わさって、ペニスを完全にホールドしている。
さらに異物を押し戻そうと、うねり返している。
それがぞわぞわと俺の脳神経を刺激する。

【あかね】
 「ん、ん、司令……」

【皇ヶ崎】
 「入ったぞ、あかね」

【あかね】
 「……うれしい。司令とひとつになれたんですね」

【皇ヶ崎】
 「動くぞ、あかね」


ゆっくりと腰を動かそうとすると、あかねが俺を抱きしめた。
初めての体験に身体をこわばらせている。

【あかね】

 「このまま、しばらく動かないでください」

【皇ヶ崎】
 「我慢できないほど痛いのか?」

【あかね】

 「痛いけど、我慢できないこと、ないです」

【あかね】
  「でも、このまま司令を感じていたいから」

【皇ヶ崎】
 「わかった。あかねに合わせるよ」

【あかね】
 「……ごめんなさい」

【皇ヶ崎】
 「こういうときは謝るんじゃない」


俺はあかねを抱きしめ柔らかな胸に顔を押しつけた。