──暗く澱んだ部屋。
様々な気味の悪い実験道具。無機質な病室を思わせる室内と黴臭い空気。
手術台の上で、迎は攫って来たジュスティーヌを夢中で陵辱していた。
大量の出血による朦朧とした意識の中で、
毒に冒されたジュスティーヌは人形のように肉体を好きにされている。
体の感覚はもう無いに等しい。
視界も狭まり、死が目前に迫っていることを捩じれた思考の奥で悟っている。
それにも関わらず、迎の歪なペニスから分泌されている媚薬に快楽だけを呼び起こされ、
揺さぶられる度にジュスティーヌの子宮は切なく震えてしまう。
もう、私の生かされている意味は、ただ陵辱行為のみのためなのだ。
なんという醜態。屈辱。蛮行。
【ジュスティーヌ】
「殺……せ……」
【迎】
「えぇ? ふふっ。お前死にたいの? 究極のMなのねえ」
【ジュスティーヌ】
「さっさと……ろせば、いい……」
【迎】
「だぁめ。私はSだからぁ、言うことを聞いてあ・げ・な・い」
【ジュスティーヌ】
「くっ……ふ、ふざけた、口を……ッあっ、はぁあ、くああっ!」
心底楽しそうにジュスティーヌを貫く迎。
既にジュスティーヌの膣の中に幾度となく禍々しい精液を注いでいる迎は、
そのグチャグチャになった内部を掻き回す感触を嬉しそうに味わっていた。
自らが深く傷付けたジュスティーヌの傷口から溢れる血をすすっては悦に入り、
深々と極太の男性器でジュスティーヌの膣肉を抉っている。
【迎】
「うふふっふふ……はぁあ、あぁん……最高よぉ、夢見て来た通りだわぁ〜。
あぁ、あぁ、なんて愛しいのかしらお前は……」
【ジュスティーヌ】
「っくはぁ……ッ、うあ、ぁ、っくぅ……ッころ、せ……、殺せぇっ……!」
快楽に抗うように殺せと繰り返すジュスティーヌ。
迎はそれを無視して激しく腰の動きを使い、肉欲を貪っている。
そこへ、1人の男が現れた。
白髪で長身の男は、甘く整った顔を歪ませて迎の行為を眺めている。
【ヴェルギリウス】
「……相変わらず悪趣味な部屋だな。その上、帰って来たかと思えば、早速お楽しみか」
【迎】
「ん……なんだ。ヴェルギリウスかい」
男の声に迎が振り向き、冷たい微笑みを口元に浮かべ鼻を鳴らす。
【迎】
「そうだよ、お楽しみの最中なんだ。邪魔するんじゃないよ」
【ヴェルギリウス】
「邪魔する気などさらさらないがな。……その女が、GoIの七賢人の1人か」
【迎】
「ふふっ。ずっと目をつけていたの。最高だわ。あんたも具合を試してみるといいわよ」
【ヴェルギリウス】
「冗談じゃない! この俺が汚らしい人間のメスの穴になんか突っ込めるものか」
【迎】
「あら……いい度胸ねぇ。折角、私のペットを貸して上げるのよ。たまには女を抱きなさい」
男は濡れ濡れとしてヒクつくピンク色のそこを無感動に眺め、
嫌悪感を示すように眉間を絞った。
【ヴェルギリウス】
「……迎。お前は俺に嫌がらせをしているのか」