夢美
「あぐあぁっ!!?」
内側から膣口がこじ開けられる感覚に、少女の体がびくんっと跳ね上がった。
黒ずんだ塊が、ギチギチと穴を拡張しようともがいている。
方法はいたって単純。
体内で産まれた仔蟲が力を合わせるようにして、出口となる穴に一斉に群がったのだ。
結果、少女の膣は驚くほどの勢いで拡げられ、数匹の仔蟲を一気に外へと吐き出した。
夢美
「はがっ! あ、ぎゃっ、ああああああああっ!!」
股関節が砕け散るかと思うほどの激痛が、少女の下半身を突き抜けた。
本来の出口の大きさに対して、そこを通ろうとする物体のサイズが明らかにオーバーしている。
まだ、本物の出産の経験もない少女にとって、それは性器が破壊される感覚そのものだった。
夢美
「がっ、ぎ……ひぎっ…………ぃ………………ッ!」
一匹目が産まれると、あとは津波のような勢いのままだった。
二匹目、三匹目、四匹目――と、少女の股間から仔蟲が産まれ、まだ短い脚で床の上を這い始める。
途中から床面が濡れ始めたのは、どうやら少女が失禁したためらしかった。
煉悟
「ふん、思ったより出るな」
さすがに真面目な顔付きになって、煉悟が産まれた仔蟲の数をかぞえている。
期待していた数に届いたのか、それは本人にしか分からないが、表情はそれなりに満足げだった。
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