イリーナ・サウスゲート
「冥府の死妃」と恐れられる死霊魔術師。
死者を不死者にして甦らせるだけでなく特別な力を持つため、極めて危険な存在としてマリアを含めた教会に追われ、逃走生活を続けていた。
元は裕福な家庭で生まれたこともあってか、とてもわがままな性格。アルフの館でアルフを使用人のように使い回す。
マリアとは浅からぬ因縁を持ち、アルフが殺されたことをきっかけに復讐することを誓う。
マリア・ホーリーランス
「聖槍の裁姫」の異名を持つ執行者。
執行者は多くの死霊魔術師を倒した異端審問官に与えられる称号。その証として聖槍を教会より授かる。この聖槍は強力な死霊魔術師と戦うために複雑な機構を有する特別製。
とても礼儀正しく常に笑顔だが、少し近寄りがたい感じのする女性。
死霊魔術師や不死者を倒すためなら手段は選ばず、多少の犠牲も問わないという冷酷な部分を併せ持つ。
アルフ・メイフィールド
貴族。名門で父親はかなりの権力者だったが病に倒れ、家は落ちぶれていく。父親の死後、それを追うように母親も他界。大きな屋敷と親の残した十分すぎる財産で、自分の好きな絵の勉強に頭する。
マイペースで楽観的なアルフは権力欲もなく、今の生活にとても満足している。困っていることと言えば、大きすぎる屋敷の掃除を1人でするのが大変なことくらい。