舞台・用語
守鳴市(かみなきし)
元々工業地帯として発展していた「神鳴市(かみなきし)」と
都市部であった「守崎市(もりさきし)」が合併して誕生した地方都市である。
合併後、さらに発展を見せる都市だが、
何故か失踪事件・変死体の発見など不可思議な事件が多発している。
また、これらの事件にあたる専門の組織が設立されたとの噂も……
月弓学園(つくゆみがくえん)
機械科、国際科、音楽科など多岐にわたる複数の学科を設けており、
各学科専用に校舎があるため市内最大規模の学園となっている。
学園内には全学科が使える共同のスペースもあり、
休み時間などには学生たちがそこに集い、様々な噂が飛び交ったりもする。
「名護愛梨」と「乙貫風理」が通っている学園であり、
2人は学園内でリーパーに関する事件が起きていないか常に探っていた。
須佐能重工(すさのじゅうこう)
対リーパー用アーマードシステム「セイクリッドハーツ」を開発した民間企業。
古くより「守鳴市(旧、神鳴市)」で鉄鋼業を始め、幅広い事業を展開してきた。
元々、国家から対リーパー用の兵器開発を委託されていたのだが、
開発の中で性能は強力だが生身では扱いずらい武器がいくつも存在していたため、
そのような武器を運用する為の補助装備として「セイクリッドハーツ」が開発された。
寄生生物「リーパー」
今から20年ほど前、突如としてこの地球に現れた寄生生物である。
どこから来たのかは、定かではない。
通常は粘液状の生物だが、動物や人間を取り込み、それを身体として生きる生命体。
基本的には寄生を続け、長期的にその生物から栄養を奪い成長していく。
成長した個体は、寄生した宿主をそのまま餌として捕食・吸収してしまうこともある。
リーパーに寄生された人間は初期に大きな異変は無いが、
体内での成長に伴う侵食で、だんだんと攻撃性を増して荒っぽくなる。
更に侵食がすすむと、肉体を変化させ他の生き物や人間を襲うようになり、
最終的に脳まで侵食されると自我を失い、完全な化け物となる。
まれに自我を失わずリーパーと同化する人間もおり、
それらは人間社会に溶け込んで生活をしている。
セイクリッドハーツ
リーパーに対抗する力を得るために開発された対リーパー用アーマードシステム。
アーマードシステムを性能以上に生かすためには、装着者の身体能力に依存する。
そのため、装着者は身体的・能力的に優れたものが選ばれる傾向にある。
また、装着者によって外部アーマーユニットの部位(武器、防具など)とその装備量が異なる。