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【姫島博士】
「……だからさぁ、正直詰め込みすぎなのよね。 わかる?」
バーで席に着いてから数十分後。
俺の目の前にはすっかり出来上がって延々と愚痴をこぼす姫島博士の姿があった。
【姫島博士】
カウンターの中のバーテンダーは既に慣れっこなのか、
黙って博士へと琥珀色の液体のつがれたグラスを指先で押し出した。
【姫島博士】
「ありがと」
そう言うとグラスの中身を勢いよく呷る姫島博士。
【姫島博士】
【姫島博士】
「むしろ、防衛省の方がそんな色は強かったわ」
【姫島博士】
【姫島博士】
【姫島博士】
【姫島博士】
【姫島博士】
「ほ〜んと、バカバカしいったらありゃしないわ」
【姫島博士】
博士の前に新しいグラスが差し出される。
【皇ヶ崎】
「とは言え、今のTGSがあるのは間違いなく博士の功績だと思うが……?」
【皇ヶ崎】
「少なくとも俺はそのことを認めているし、感謝だってしている」
俺はなだめるように言いながら、ぬるくなって
しまっている1杯目のラムを喉の奥へと流し込む。
【姫島博士】
【姫島博士】
【姫島博士】
【皇ヶ崎】
「……いや、少なくとも俺は違うぞ」
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