舞台解説
とある地平の赤龍皇帝
央児
諸君!元気かな?
前回、人類連合回だったのに何故かはぶられていたパパだよー?
ナーディウス11世
人間界の皆様、ごきげんよう。
ゴルゴネイオン朝複合地平帝国現皇帝、ナーディウス11世です。
央児
ははは!まさか我々まで駆り出されることになろうとは思いませんでしたなぁ!
ナーディウス11世
娘たちばかりに目立たせ……もとい働かせるのもどうかと思っていましたから、
ちょうど良い機会でしたわ。
央児
全くですな。しかし、もう解説する舞台がありませんねぇ……。
ナーディウス11世
心配には及びませんよミクリヤ。今回はズバリ、私についてです。
央児
え……しかしこれは舞台解説のコーナーで……。
ナーディウス11世
何か問題でも?
央児
い……いえ!何の問題もございません!
ナーディウス11世
よろしい。それでこそミクリヤです。
それでは早速始めましょう。
央児
(……やっぱり細かいところで親子なんだな。ナージャちゃんとは……。)
人間界
央児
……えーと、ナーディウスさん?
ナーディウス11世
なんですか?
央児
↑の画像はどちらさまで……?
ナーディウス11世
私です。
央児
……ですよね。やっぱりそうですよね……。ははは……。
いや、一応聞いてみただけです。念のため。
ナーディウス11世
ええ、散々もったいぶっていましたが、あの姿が私の本来の姿です。
現在のこの人間の姿は、言うなれば仮の姿ですわ。
央児
な……何とも、凄まじい迫力ですねぇ。
目を合わせただけで殺されそうですよ。
ナーディウス11世
あら、あながち間違ってもいないのですよ?
私の「邪眼」は娘のものより遥かに強力ですから、
心の弱いものは見ただけで死にます。
その力も先代には及びませんけれども。
央児
そういえば娘さんは「蛇」なのに貴女は「龍」なんですねぇ。
ナーディウス11世
ミクリヤ。
それについてはあまり多くを知らないほうが身のためですよ?
央児
そ……そうでしたか。これは失礼。
ナーディウス11世
そう言えばミクリヤ。近頃ニンゲン種の間で龍の鱗を剥ぎ取ったり尻尾を斬ったりするゲームが流行っているそうですね。
央児
(え……?ああ、アレかな?)
ええ、確かに流行っていますねぇ。まぁ、あくまでゲームの話ですけどね。
ナーディウス11世
ゲームとは言え、あまり教育上よろしくないのではありませんか?
爪や羽からジワジワいたぶって殺していくなんて何と残酷な……。
央児
え……ええ、まぁ確かに。
ナーディウス11世
うむ……
これは龍である私が一度吟味する必要がありそうですね……!
央児
……え?
ナーディウス11世
ミクリヤ!直ちにモン……もとい、それを帝国へ輸出しなさい。
央児
……それは構いませんが。
ナーディウス11世
流石はミクリヤ。
これからも子供たちのために良好な関係を築いて行きましょう。
央児
あの……もしかして、ただ単に貴女がゲームやりたいだけでは……。
ナーディウス11世
何か言いました?
央児
い……いえ!何も申しておりません!!
ナーディウス11世
ふふふ……さて、1つ取引も成立したところで、今日はこれで終わりです。
またどこかでお会いしましょう。
央児
や……やれやれ。
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