うむ、今日はてぐすの番か。しかし自己主張の少ないてぐすならば
丸め込むことも容易であろう。
上手く行けばこのコーナーをジャック出来るのではないか?
丸め込むことも容易であろう。
上手く行けばこのコーナーをジャック出来るのではないか?
それは横暴というものだぞナージャ!
貴様とて偉そうなことは言えぬわ!
前回こっそり一人で解説しようとしていたであろう?
前回こっそり一人で解説しようとしていたであろう?
むぐ…………!
それにしても遅いなてぐすは……。
もしかしたらこのまま来ぬと言うことも……?
もしかしたらこのまま来ぬと言うことも……?
遅くなりました……。
…………。
……何か?
……いや、待ててぐす。それは反則だ。
……?
わざとらしく小首を傾げるでない!
何故肌色なのだ!8本脚は何処へ消えた!?
何故肌色なのだ!8本脚は何処へ消えた!?
……脚なんて飾りです。
自分のアイデンティティを見事に投げっ放したな。
今のは単なる戯言……。実はここに来る前、夜の国の鬼から言われたのです。
……何と言われたのだ?
競わず、持ち味を生かせと。
てぐすよ。その鬼は色々とまずい。
うむ、では本来の姿に戻ってもらったところで……。
今日はこの夜の国について解説するのであろう?
今日はこの夜の国について解説するのであろう?
ええ……。しかし、これは厳密には夜の国ではありませぬ。
……と言うと?
……夜の国(よのくに)は、夕暮れと朝靄の狭間にある国。
月明りの下、すべてが領土。
住むのは、怪異。 狐狸、物の怪、鬼霊の類……。
そして、その領土を支配するのが「妖怪王」たる妾の父なのです……。
月明りの下、すべてが領土。
住むのは、怪異。 狐狸、物の怪、鬼霊の類……。
そして、その領土を支配するのが「妖怪王」たる妾の父なのです……。
う……ううむ、何やらスケールの大きな話だが、ではこの祠は何なのだ?
この祠は、妾と慎一様が初めて出会った場所……。
人間の世と夜の国を繋ぐ場所にございます……。
人間の世と夜の国を繋ぐ場所にございます……。
うむ……しかし中々実態がわかりにくい国であるな……。
厳密には何処にあるのか、どんな政治を行っておるのか……。
謎が多いことよ。
厳密には何処にあるのか、どんな政治を行っておるのか……。
謎が多いことよ。
謎だらけであるからこそ、「妖怪」なのです。
ん?そういえばいつの間にやらプロ子が行方不明になっておる。
何処へ行ったのだ?
何処へ行ったのだ?
……ナージャ殿。神隠しと言う言葉をご存知ですか?
何であるかそれは?
……突然、人が消える現象の事です。
主に神域である山中や森で起こりやすいと言われております。
主に神域である山中や森で起こりやすいと言われております。
……なるほど、やつは「神崇め」であったからな……。遂に連れて行かれたのか。(人ではないが)
……プロ子殿……。
ちょっと鬱陶しい所もありましたけれど……悪い人ではありませんでした。
ちょっと鬱陶しい所もありましたけれど……悪い人ではありませんでした。
プロ子よ。貴様もまた強敵(とも)であった……。
貴様ら、私を勝手に失踪させるなぁぁぁ!