Specialトップ » 舞台解説 » 第3回
舞台解説
電撃！馬のヒヅメ大作戦！
プロ子
ふふふ……誰にもばれずにここまで来れたな。
これでナージャの奴に邪魔をされずに自己アピール……
じゃなくて舞台解説が出来……
コマドリ
さて、では始めましょうか。プロ子様。
プロ子
うひゃあ！？
あ……R-コマドリ！何故貴様がここにいる！？
コマドリ
そうですね。
とても挙動不審なプロ子様が見えたので、尾行させていただきました。
それで、今回は何を解説するのですか？
プロ子
うう……今日は我がメシエ神聖連合王国の解説を……
ぐぬぬ……。何故ばれたのだ？ものすごくこっそり来たと言うのに……。
コマドリ
プロ子様はただでさえ目立つと言うのに、
さらに挙動不審な動きをしていれば嫌でも目に付きます。
流石は田舎次元のとんでもファンタジー生物。
プロ子
な……なんだとぉ！？
私を愚弄するとは良い度胸だ！
お前など私が本気を出せばギッタンギッタンのキュー……
コマドリ
はいはい……それでは解説に移りましょう。
プロ子
まて、最後まで話を聞け！
コマドリ――――――！！
メシエ神聖連合王国
プロ子
ごほん……では気を取り直して、
見よ！これが我がメシエ神聖連合王国。通称"神聖王国（カタログ）"である。
コマドリ
ふーん……。飾り気はありませんが、無駄の無いフォルムですね。
中々良いのではないですか？
プロ子
な……どうしたのだR-コマドリ。
いつものお前ならここで"無能なたんぱく質にはこの程度が限界です。"
とか言う所ではないのか？
コマドリ
……。
プロ子
いや……その……すまない。
えー、我が神聖王国は遥か昔より複合地平（デミウルゴス）で秩序と法を収めて来た国家だ。帝国が現れる以前は複合地平全体に安定と平和をもたらして来た。
その歴史は帝国よりも遥かに長いのだ。
コマドリ
そういえばプロ子様はナージャ様を暗殺するために、神聖王国よりこの日本世界へ派遣されたのでしたね。あまりにもアレなので忘れていましたけど。
プロ子
若干引っかかる部分もあるが……その通りだ。
私はあの魔女を暗殺し複合地平に再び平和をもたらさなければならない！
コマドリ
……じゃあ何で出会いがしらにメメタァっとやらなかったのですか？
そもそも暗殺するのなら正面きってナージャ様に会う必要は無かったでしょうに。
プロ子
そんな事をしては騎士の道に反するであろう！！！
正々堂々闘ってこその騎士と言うものなのだ！
正々堂々と暗殺せなばならぬ！
コマドリ
（……何でこの人を派遣しちゃったんだろう神聖王国……。）
プロ子
うむ、これで神聖王国のことがわかったかな？
まぁ結論から言えば我が神聖王国は帝国よりもずっと優れていると言う事だ！
コマドリ
あと、プロ子様のおつむがちょっとお花畑だと言う事もわかりましたね。
プロ子
お花畑？？どういうことだ？
……まぁ何だか知らぬがとにかく良し！
当初の目的は達成できたのだ！
コマドリ
ほんっとお馬鹿……（ボソッ）
プロ子
何か言ったか？
コマドリ
いいえ何も……（せいぜい）がんばって正々堂々暗殺してください……。
プロ子
うむ……しかし、万が一にもナージャと慎一が結婚してしまった場合、私も奥の手を使わざるを得なくなるな……。
コマドリ
奥の手と言うと？あまり期待はしていませんが。
プロ子
うむ、その時はこの超威力を誇る「聖なる絶滅手榴弾」を使って
人類全体を神の御許へ……。
コマドリ
それ帝国に使えば良いじゃないですか。
プロ子
…………。
コマドリ
…………。
プロ子
だ……だめだ！罪もない民ごと帝国を屠るなど騎士の道に反する！
コマドリ
プロ子様。貴女本当にめんどくさいですね。
プロ子
なんだとぅ！？
度々の愚弄見逃してきたが今度ばかりは容赦せん！
我が神槍デウスアングィスの錆にしてくれる！
コマドリ
よろしい。ならば戦争です。
それでは皆さん。きな臭くなってきた所で今回はこれまでです。ごきげんよう。
ティーガーⅠ！前へ！
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