そまり
「ひゃぐっ……うっ、うぎぎ……い、いだぁっ……!
や、やめて……く、くださ……いっ……!」
ストーカー……!
そうか……ストーカーの正体って……!
いきなり視界に映った異物に、
そまりの思考は瞬時に奪われた。
肩の痛みも、この異常事態の危険も、
一気に霞む恐怖の“それ”。