夜が遅くなるのは仕方ないのだが、問題は母親に対する連絡だった。
あまり心配はかけたくないものの、
今、英彦山に行くなどといった連絡をしては、かえって疑念を持たれてしまう。
できるだけ学校が終わった時間に連絡をして
授業をサボったことがバレないようにしなければならなかった。
保
「ただ、万が一って事もあるんで、
アクシデントが発生したら君は湊太と一緒に逃げること」