“しろ”は甘えた声を出しながら――、

 薫子さまの足に、すりすりと
 ほっぺをすりつけました。

 まるで、本物の犬が甘えてるかのよう……。

【薫子】
「へえ……」

 薫子さまも、いつもと違う“しろ”の一面に
 驚いてらっしゃいましたが、しかし

 同時に、お喜びのようでもありました。

【薫子】
「お前、意外と可愛いじゃない。
 もっと、犬っぽくできる?」

【“しろ”】
「ふぁい……わんっ、わんっ」

 犬っぽく、と言われて“しろ”は 
 舌を出すと、

 お嬢様のおみ足を、ぺろぺろと舐めたのです。

【“しろ”】
「ん、ちゅ……んぷっ、んぶっ、んっ、んっ……」

【薫子】
「ひゃふっ! あはは、くすぐったいわ」

 本物の犬が、こんなことをするものなのか
 僕はよく、分かりませんが、

 とはいえ、犬っぽくはありましたし
 薫子さまも喜んでいらっしゃいました。

【薫子】
「うふふ……“たろ”、
 お前もこれ、やりなさい」

【“たろ”】
「はい……わんっわんっ」

 僕も“しろ”の真似をして、足にほっぺを
 すりすりとします。

 薫子さまの、ちっちゃなおみ足。
 柔らかい足裏。
 高級なレースの靴下。

 それらの感触は、
 屈辱的なことではありましたが

 心地良いものでありました……。

【薫子】
「舌も」

【“たろ”】
「ふぁい……んべぇ、んろっ、んべろぉっ」

【薫子】
「んふっ、やだぁ、あはははっ」

【薫子】
「“たろ”の方が、ちょっと舌がおっきいのかしら。
 いっぱいよだれがついて、くすぐったいわ」

【“たろ”】
「んぶっ、んちゅっ、んっ、んくっ」

【“しろ”】
「ちゅく……ちゅっ、ちゅぷっ、ちゅぷっ……」

【薫子】
「んふふ……そんなに一生懸命、
 足をぺろぺろして……。
 ねえ、“しろ”、“たろ”――」

【薫子】
「くつした、おいしい?」

【薫子】
「私の靴下、そんなにいいお味がするの?」

【“しろ”】
「ふぁい……おいひいれふ……」

【“たろ”】
「おいひいれひゅ! くつした、おいひーれふゅ!」

【薫子】
「ふうん……うふふ、そうなんだ……」

 薫子さまのご機嫌は、すっかり直られたようです。
 僕らに足を舐められながら、
 とても楽しそうに笑っておられました。

 くすぐったいのを差し引いても、
 これまでにないほど満面の笑顔で
 いらっしゃいます。

【薫子】
「やれやれ、分かったわ。
 ご機嫌をとってくれたご褒美よ。
 お前たち――」

【薫子】
「そのまま、ち○ちんしていいわよ。
 おいしいくつしたをぺろぺろしたまま、
 ち○ちんなさいな」