零雅
「これから、自分はコウミガミと……んんっ!
どうしたら、良いの……っ……?」
コウミガミ
「このまま、あるがままで善いのじゃ。
ほれ、もっとさねを突き出すが良い」
零雅
「あ、うう……! く、あ……っ……!
はぁぁぁ……っ……」
戸惑いがちに腰を突き出し、
ちいさな舌と指を更に求める――。
歪んだ欲求を潜ませ、
色恋事を避けている節が在る彼女が、
そうするとは――深い感情を有しているのか。
人と神の間柄で在っても、
過去に棘が刺さっていても、
何ひとつ不変しない――想いが、その胸奥に。
コウミガミ
「うむ、それで善い……ほんに愛いのう。
るちゅっ、んるるるるるる、っは……」
零雅
「ふ、あぁあぁぁぁぁぁ……!
やだ、キちゃう……! だめ、だめぇぇぇ」